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2007年12月07日
'ゴールドクレスト'はコニファーの普及に貢献してるのか?
街中は完全にクリスマスムードで花屋や園芸店、ホームセンターの店頭で大量に鉢植えの'ゴールドクレスト'などが並ぶ時期となりましたが、一年を少し振り返りながら・・・。
タイトル通りの「'ゴールドクレスト'はコニファーの普及に貢献してるのか?」という疑問ですが、変種の'ウィルマ'も含めて、現在でも、ほとんどが小型の鉢物を中心として、数ではコニファー中一番だと思われる大量の流通があるこの樹種について、一般には大まかに全く正反対の二つの意見に集約されるみたいです。
一つ目は、小さな花屋の店頭でもよく見かけ、価格も安く入手が容易なので、コニファーとして名前と姿の露出の面で大いに貢献していて、最近ではほとんど一年草扱いなので、毎年大量に消費されて、生産や流通の場にも安定した収入をもたらしているとの考え方。
もう一つの考え方として、見た目だけで育てるには難しい園芸品種を、考えなしで、いかにも簡単に育てられるような鉢植えで店頭に大量に置かれ、気軽に購入すると直ぐに枯れてしまい、コニファーに対するイメージを悪化させるばかりでなく、初心者をだます詐欺でもある、などの一つ目とは逆とも取れる考え方です。
この時期のクリスマスをイメージした植物は、'ゴールドクレスト'や'シルバースター'などのコニファーに限らず、ポインセチアやクリスマス・カクタスなども、うまく育てるには初心者に難しい面も多く、情報が行き渡らずに毎年枯らす人が続出する日本での現状は、経済に貢献す季節の行事なのか、懲りずに繰り返す愚か者達の愚行なのか・・・。
「バカを騙してお金を儲けるのは悪いことではない」と言う風潮が現代であるとも評されたりしますが、やましさを気にする者の言い訳の仕合はともかく、生産者の中には暑さに強い選抜系を残して、明らかに色形に人気のある'ゴールドクレスト'の耐暑性園芸品種を作出しようとする試みも行われています。
コニファーの生産に限らず、農業従事者の中には選抜系統から自分が作出した栽培品種を作りたいと言う育種への願望を持つ人も少なからずいて、古来かそのようなことが続いてるから今現在、当たり前の様に食べたりしてる美味しい作物が存在するわけですが、暑さに強いモントレーイトスギがそろそろ出てくるとの予想もありますが・・・さて・・・。
時代の趨勢の流れから見ると、エコロジーの観点からも植物を育てる行為はガーデニング (園芸) という意味を離れて拡大を見せると思われますが、その中でコニファーはどのような位置にあり、'ゴールドクレスト'の存在はどうなるでしょう。
これからは消費者のエコロジーに自分が貸与していると思わせる商品の優勢が、揺り戻しもあったりしながら続くのではと思われ、明らかに枯れてショックを与えてしまう'ゴールドクレスト'の優位性が崩れる時が来るのか、それとも耐暑性に優れた'黄金の頂'や'金の頂点' (名称は適当です) などと言う新たなモントレーイトスギの園芸品種が誕生するのでしょうか。
今では BONSAI で世界に通じる盆栽も海外では木を虐めて奇形にするなどと一部の批判を浴びたこともありましたが、現状の日本における'ゴールドクレスト'の扱いはどう捉えられ、将来に国の内外でどの様に評価されるのでしょうか。
個人的には、今では見なくなった、昔にお祭りなどの露店で色を付けられたヒヨコが売られた時代があり、かわいくても要するニワトリであって・・・色々な面で問題にもなってた時期があったような記憶もありますが、現状の'ゴールドクレスト'の販売は、それにとても近いものを感じます。
何事にも功罪というものはあったりしますが、現在色々と語られる経済学的とされる短絡のスパンではなく10年や20年以上の先を考えると、果たしたその役割は未来でいったいどの様に表れてるのでしょう。
投稿者 ponnitai : 2007年12月07日 23:14
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