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コニファーを利用したテラリウム、ハイドロカルチャー


 

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コニファーのハイドロカルチャー

ローソンヒノキ 'コルムナリス' のハイドロカルチャー

ハイドロカルチャーは水耕栽培の一種の礫耕栽培と捉えることができます。 野菜等の栽培では多種類の水耕栽培技術がありますが、その中で簡単に扱える底面給水タイプの栽培法に入るでしょう。

原理的には培地に、水分を保持できる多孔質の礫や毛細管現象が起こる隙間を作る砂など小粒の礫によって底面に溜まっている水を引き上げて、 培地全体に水を行き渡らせ、植物の栽培を可能とするものです。 狭儀で見るとハイドロカルチャーはハイドロボールを使った栽培法と言う、商標に近いものです。

ハイドロカルチャーの利点としては、水やりの間隔が長く、植物の容器栽培で重要となる水やりの手間が減ることと、 人工の培地を使うことにより見栄えを演出でき、害虫の発生がほとんど無く、無臭である点だと思われます。

ただ、ハイドロカルチャーは清潔であるという認識は間違いと思われ、見た目が清潔だということでしょう。 土壌に比べると物理、化学、生物的な緩衝作用が小さいため、特定の病害に汚染される危険性は高いので十分留意してください。

→  コニファー管理の基本 


内鉢と外鉢
内鉢と外鉢

水位計
水位計

使用容器は水の状態が確認できる透明容器の他か、ハイドロカルチャー専用の外鉢と内鉢二重の鉢に水位計を使うのが適しています。 コニファーのハイドロカルチャーは挑戦と失敗の連続になる可能性が高くなることを理解した上で挑戦してください。

コニファーにとってハイドロカルチャーは、水分が多すぎて生育には不適と言えます。 しかし、工夫して少しでもコニファーが生育できる環境を作ることで不可能ではなくなります。

使用する容器は、底の水から遠ざけるために大きめで、腰高のものを選び、水位計を使用するのが安全です。 水遣りは、水切れが近い状態で、少量を数多く与えたほうが良く、常に水位計の適正目盛(opt)より下にし、最低目盛(min)を下回ったら数日置いてから水を与えます。

また、コニファーは日照を必要とするので、専用二重鉢に対して、透明容器では直射日光に当てると容器内の温度が急上昇するので、不向きですが、 透明容器を使用する場合、容器に日光が当たる時には、不透明の紙や布等でカバーしましょう。

コニファーにはハイドロカルチャー専用苗は無いので、購入したポット苗等の土を丁寧に洗い落としてから使用しますが、枯らす確率は非常に高くなります。 容器には珪酸白土(ミリオン)かイオン交換樹脂、炭などを底に敷いた発泡煉石等に植え付けます。

この時、細心の注意を払っても、水分を吸い上げる細根の大部分が分断され傷つき、コニファーは水分をほとんど吸い上げられなくなっています。 そんな状態のコニファーを守るため、細根が出るまで1ヶ月ほど、日に数回霧吹きで水をかけるか、透明なポリ袋で包んで置き、直射日光を避けます。

もともと、移植を嫌うコニファーにとって、人工土壌に植え換える作業は大変危険で、コニファーのハイドロカルチャーを成功させるのは、この段階をうまくやれるかに掛かっています。 更に、基本的に、ハイドロカルチャーは1年で植え替えをします。

コニファーをハイドロカルチャーとして利用する場合、苗の土を落とす段階で根痛みを起こし、大きなダメージを与えてしまいます。 そこで、土付きのままでハイドロカルチャーのように扱う手法があり、テラポニックシステムなどとも呼ばれています。

作成法は、透水性の素焼鉢等に植えつけられたものか、根鉢を不織布で包んだ苗を普通のハイドロカルチャーと同じ発泡煉石等の中に植え付けるだけです。 これは、普通の鉢栽培に近くて大変リスクが少なく、コニファーの生育も抑制でき、1年しか持たないハイドロカルチャーの植え替えも楽になります。

→  寄せ植え、寄せ鉢  共通のポイント  ▲ ガーデン素材 ハイドロカルチャーなど  ハイドロ・テラリウム


ハイドロボール

ハイドロボール ハイドロコーン、発泡煉石、レカトンなどとも呼ばれ、形も小粒のものから大粒まで大小色々あります。

ハイドロボールは、玉状の土を1200℃程の高温で焼成して発泡させたものです。 第一次世界大戦後の頃アメリカで開発されたらしいのですが、その後ドイツで園芸用に利用されるようになり、欧米に広がったようです。

ハイドロボールの粒は多孔質で適度な通気性、保水、排水性を持ち型崩れを起こさないので、 室内等での土の代わりで簡易に植物を栽培する用土として利用されていて、炭などもこれに似た性質を持つ上に根腐れ防止効果も確認されています。

これらの資材はアルカリ側によったものが多いので、最初に使うときは、一度水で洗うなどしてから使ったほうが良いでしょう。


 

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