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ここではコニファー栽培に起きる、病虫害、生理的障害が主な要因の代表的なトラブルと基本的対処方法について簡単に記してます。
▼ 元気が無いようだ (または、葉の色が悪い)。
▼ 葉がポロポロ落ちてくる。
▼ 買ってきて植えたばかりなのに茶色くなってきた (または、枯れた)。
▼ 植え替えたら枯れてきた。
▼ 秋になったら茶色くなってきた (または、枯れた)。
▼ 数年育ったコニファーが茶色くなってきた (または、枯れた)。
▼ 内側 (内部) の葉が枯れる (枯れこむ) 。
▼ 茶色い葉が目立つ。
▼ 葉に虫がついてる。
▼ 根元の土の中にイモムシ見たいなのがいる。
▼ 幹・枝からヤニが出る (出た痕跡がある)。
▼ 小ハエ (コバエ) が発生する。
=== コニファートラブル2 (物理的障害、その他) ===
● どこで買ったらいいかわからない。欲しいコニファーが見つからない。
● 同じ名前のコニファーが多数ある。
● 樹形が乱れてきた。
● 頂部が折れた (または、枯れた)。
● 側枝が折れた。
● 風や雪で枝が開いた (枝割れした)。
● 強風に備えた支柱の立て方がわからない。
● 台風 (強風) で傾いた。
● コニファーの周りが高温になる。
● 大きくなりすぎた。
● コニファーの花が咲かない (咲いた?)。
● 花粉症が心配だ。
冬季には、赤色や褐色掛かったり、くすんだ色になる樹種も多くあり、この場合は特性なので心配はなく、葉色の変化を楽しんでください。 しかし、それ以外の場合、コニファーは生育に関わる害が発生しても直ぐに症状を見せないことが多いので、1ヶ月以上遡って原因を探してください。 あわてて弱った株に、突然無闇に水や肥料を与えたり、植え替えたりしないで、弱った原因を取り除いてから静かに回復するのを待ってください。
常緑や落葉性のコニファーが落葉の時期でもないのに全体に起きてる場合は、残念ながらすでに枯死している可能性も高いです。 コニファーには枯死してもしばらく葉が緑色を保つものも多く (欧米ではこの特性でクリスマスツリーとして長く利用)、葉が落ちてきてから気づく場合も多くあります。 このような特性から、まれに、枯れてしまったコニファーが売られている場合もあるので注意してください。 マツ科のコニファーで一部の枝の葉が落ちる場合は、病虫害や根系に異常が起きている可能性が高く、コガネムシ類による根の食外や過湿や過乾燥、強風による断裂など、根の障害を疑ってみてください。 鉢植えの場合はコガネムシ類による根の食外の他、根詰まりによっても起こりやすく、鉢の温度上昇や凍結によって根が障害を受けるケースも多くあります。
一部が褐色を帯びてきた場合は、生産から流通、販売の過程などで傷んだ箇所が枯れてきた可能性があり、枯れたところは切り落とします。 また、ヒノキ科のコニファーでは上述の根の障害によって起こることも多くあります。 全体が枯れてきた場合は、買ってきたコニファーの品質に問題があったか、時期や方法など植え付けに間違いがあったかもしれません。 一部には冬季に茶褐色になる品種もあります。
多くのコニファーは移植に不向きな性質で、鉢植え以外は出来るだけ植え替えを避けてください。 もし、植え替え後、冬季でもないのに茶褐色に変色するようならば、残念ながら、回復の可能性は低く、すでに枯死している可能性が大きいです。 秋に植えつける時は、冬季に茶褐色になる樹種を枯れたと勘違いすることもあるので、その場合は春まで様子を見てください。
→ 植替えの方法
秋から冬季に掛けて葉色が茶色掛かる樹種もあるので、その場合は特徴なので心配ありません。 コニファーには暑さに弱いものも多いので、夏の暑さで弱ったり枯れる場合もあり、特に下部などの蒸れやすいところから枯れ上がったり、数年育てたコニファーでも猛暑の夏を過ぎた場合に枯れることがあります。 夏季に病虫害が発生し、その被害の症状が秋にになってから目立ち始めた可能性もあります。 台風などの季節による強風によって枝葉や根が傷んだ可能性もあります。
数年問題なく育てたコニファーでも突然枯れることがあります。 特に'ゴールドクレスト'やローソンヒノキの栽培種に起こりやすく、流通量も多いので経験する機会も増えます。 また、暑さに強くない樹種では夏を過ぎると枯れることがあり、ある程度耐暑性があっても最近現れる猛暑を経過すると枯れる場合もあります。 バックアップとして、挿し木株を作っておく方法も考慮に入れておくといいでしょう。
また、数年育ったコニファーが、刈り込みで緻密になり、蒸れにより枯れ込みが発生する場合や、大きくなり、風の影響を受けやすくなって、強風時に地下部の根が断裂して、地上部の樹勢が衰えたり、枝葉に枯れが発生する場合もあり、育つことによって安定はしますが、外部から受ける影響にも変化が生じます。
→ コニファーの挿し木 , コニファーの主要病虫害 主な症状による一覧表
枝葉が密になる樹種や、刈り込んで整形して外側の枝葉が緻密になっているコニファーに多く見られますが、ほとんどは一般に「蒸れる」などと呼ばれる内部の葉が日照不足や過湿により枯れている状態なので、外側に現れない限り新陳代謝程度と考えた方がよい場合が多く、内側ほど日当たりや風通しが悪く生育には不適切な環境のために現れやすいです。 外側まで症状が出る場合は、緻密な枝葉で日照不足と蒸れが酷いことが考えられるので、枝を間引いて日照と通風を確保します。 樹種によっては蒸れで枯れ易いものもあるので、周辺の条件や整姿・剪定などにより通風を改善します。
ニオイヒバでは夏以降に茶色い枯葉が目立ってきますが、特性で病虫害の心配はほとんどありません。 他の樹種でも、夏の蒸れや葉焼け、強風や雪による傷みなどで茶色い葉が目立つ場合がありますが、元気のよい青々とした葉の間に少し見られる場合には、あまり心配ありません。 全体的に葉色が悪くなっている場合には、栽培条件や病虫害を疑ってください。
葉の柔らかい樹種に発生しやすい毛虫類などは手で取って駆除でき、果樹のように大量に発生して食害される可能性は低いです。 周辺の植物に害を及ぼす可能性も高いので、できるだけ早い内に、手で取れない害虫類は薬剤を散布して駆除します。 病虫害の防除は予防が基本で、薬剤の使用量も少なくすることが出来るので早めに対処しましょう。
→ 剪定・消毒の方法 , コニファーの主要病虫害
見つけた虫はケムシ類かコガネムシの幼虫である可能性が高いです。 ケムシ類は夜間に土中から出て活動し、コニファーの場合、食害の危険性は少ないですが、周りの草花を食い荒らします。 コガネムシの幼虫は庭植えの場合、あまり被害は無いですが、鉢などの容器で見つかった場合は、エサになる枯葉などの有機物が不足して、根を食害する危険性が高く、コニファーの外見上で判断が出来ないので、突然枯れる原因の一つとして考えられています。 捕殺するには根を傷めてしまう場合も多いので、薬剤で駆除します。
マツ科のコニファーではケムシ類 (マツノシンクイムシ類) などが穴を開けて潜んでる可能性があり、穴の中に殺虫剤を注入して殺虫します。
ヒノキ科のコニファーでは樹脂胴枯れ病に罹った可能性があり、悪いことに流通量の多い'ゴールドクレスト'やローソンヒノキは罹りやすい樹種です。 高温多湿な環境で起きるので、整姿・剪定も含め、できるだけ風通しを良くして環境を改善し、気温が高い時期に殺菌剤で数回消毒します。 冬季には石灰硫黄合材を散布し、防除に心掛けます。
→ 剪定・消毒の方法 , コニファーの主要病虫害
コニファーの害虫として発生してる可能性は極めて低いです。コニファーの根もと周辺の有機肥料などの有機物にハエが群がり蛆も発生していると思われるので、直ちにハエの発生源になっている有機物を (土ごと) 取り除くか、新たな清潔な土で完全に覆って蓋をしてしまいます。
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