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コニファー管理の基本


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植え付け (植え方) のポイント

地植えの場合は、「 購入の注意点 」で述べたように、植え替えは難しいので、将来大きくなった時のことも考え、環境と影響を十分に検討した上で、樹種に適した場所に植えましょう。

置き場所の考察  コニファーガーデン

植え付けの適期は、温暖地域が、根巻き苗で気温の下がった9月中旬頃 (残暑、台風に注意) から厳冬期を除く春分の日頃までと梅雨期、ポット苗はいつでも良いことになっていますが、 夏の暑さを乗り切るためには、ゴールデンウィークまでに植え付けを完了して、夏までに暑さを乗り切る体力を付けさせておくほうが良く、盛夏期の植え付けは危険なので避けます。 また、寒冷地では雪解け後から夏までに植えつけて、冬の寒さを乗り切れるようコニファーを充実させておいたほうが心配ありません。


庭への植え付け
庭への植え付け

庭への植え方は根鉢よりも一回り大きい穴を掘り (大きく土を柔らかくすると好い)、掘り出した土に腐葉土 (1〜2割) と有機肥料を混ぜ (後から与えると安全)、 根鉢が地面より低くならないように置き、埋め戻し、まわりに土手を作りその中に水をたっぷり注ぎ、 木を揺らして隙間をなくしたら、さらに水を注ぎ定着させます (水極め)。後は水やりの必要はありません

活着するまでや根量が不足で風に弱い樹種、風当たりの強い地域、強い季節風や台風へ備えてなど風への対策として、丈夫な支柱を一本立てて沿わせるか、逆V字状に支柱を3本組んで支えるなど、できるだけ根と枝を傷めないようにコニファーを固定しますが、支柱とコニファーをしっかり固定し過ぎると、特に成長した場合、固定した部分から折れてしまうことがあるので、少し遊びを与えて固定します。

植えつけられた株は、輸送や植え付け時に、根の機能のほとんどを持つ細根が振動などで分断され、水の吸い上げが不十分になっているので、高温や日差しの強い場合などでは、過湿状態が長くなるのに注意しながら、葉水を与えて水分の蒸散を抑えると心配が少なくなります。


樹形と鉢の大きさ
樹形と鉢の大きさ

鉢に植えるポット苗の場合、植え付け適期は特別ない事になっていますが、年間を通して外で管理する場合には、地植えに準じた時期であれば、失敗が少なく安心です。

植え付ける鉢の大きさの目安としては、狭円錐形の樹形のもので樹高の1/4 〜 1/3、円錐形は樹高の1/3 〜 1/2、球形は樹高の1/2 〜 同じ (1/1)、 匍匐系は直径の1/2 〜 1/3程度の標準鉢[*1]を用い、鉢の材質は素焼きが基本で管理し易いですが、乾燥が激しい場所では樹脂製の鉢も利用します。

→ ガーデン素材 ▲ 基本作業用具  ▲ プランター

腐葉土
腐葉土
赤玉土
赤玉土
鹿沼土
鹿沼土

用土は一般の草花のものでかまいません。 作る場合は、赤玉土 (冬凍結する地域はこれに鹿沼土[*2]を加えたもの)、腐葉土を等量混ぜたものを基本的に用います。 肥料は有機肥料か、緩効性化学肥料をほんの少しだけ、根に触れないように基肥として与えます。

→ ガーデン素材 ▲ 土と肥料  ▲ 土・肥料など

鉢への植え付け
鉢への植え付け

まず鉢底に用土を敷き、根巻株はそのまま、ポット株は根鉢を崩さないように外側を少しだけほぐし(根が回っている場合は底を少しほぐす)、深さを調整して植え鉢に置きます。 根鉢と鉢壁の間に隙間ができないように、棒などで軽くつつきながら用土を入れ、最後に鉢にトントンと軽く振動を与えて、絞めすぎないよう土を落ち着かせ、十分に灌水します。

植えつけられた株は、根が傷み、あまり水を吸い上げられなくなっていいるので、葉水を与えて水分の蒸散を抑えたり、水を与えすぎないように日陰地で1〜2週間養成してから、徐々に予定した置き場所の環境に馴らします。

水やり、追肥のポイント


*1 鉢の直径と高さがほぼ同じ鉢。号数は鉢の直径を表します (1号=約3cm)。

*2 一般には鹿沼土のほうが崩れやすいという認識ですが、寒冷地で外で越冬すると赤玉土は粘土状の極細かい微粒子になってしまいますが、鹿沼土は細かい粒になる程度です。

排水が良くて水持ちの良い土

団粒構造

一見、相反するような性質を持つ土ですが、よく見かける赤玉土などが代表です。 どうしてそのような性質を持つのかというと、その粒に秘密があります。

粒々の土は、粒と粒の間に隙間がありますので、この隙間を水や空気がスムーズに通り抜けることができ、排水性と通気性を実現しています。 保水性は、それぞれの粒一つ一つが水を含み保持することにより、また、肥料分も保持され、更にこの粒の中にも複雑な構造が潜んでいます。

これは土の団粒構造といって、植物の生育に関する土の構造として最も基本的なことです。 土には大きく分けて物理、化学、生物的特性があり、さらにそれぞれが相互に関係しています。

自然界では枯葉などの有機物を中心にして粒が形成され、さらに土の表面を覆う枯葉などが乾燥を抑止します。 庭や畑などでは土を堀起こすことで団粒化することができますし、土壌改良剤もありますが、有機物を施すのが一番好いでしょう。

見栄えがいいからと細かく砕いたり、フルイにかけた細土(ミジン)だけを用いないで下さい。 時間がたつに従って土はどんどん締まり、すぐに通排水の悪い土になってしまいます。


植えて1週間で枯れた?

「コニファーを植えたら1週間で全体が茶色く枯れてきた。人に聞いたり本やネットで調べてから、問題なく植え付けたはずなのに。」と言う事が起きる場合が、たまにあり、 特に、初心者は、「やはり自分には向いていないのかな。」と言う落ち込んだ気分になります。

こんな場合、結論から言うと、大体、植え付け方に問題は無い可能性が高く、 たとえ、間違いのある植え付けをしても、1週間程度で明らかに枯れてしまった状態になることは希で、原因は他にある事の方が高いです。

コニファーは障害などが起きてから症状が現れるのに、広葉樹などと違い、のんびりとしていて時間が掛かります。 真夏の暑い時期に日差しと照り返しが強い場所に植え付けるような場合以外、急激に枯れることは珍しく、そもそも、この場合、植えつけの時期や場所などが間違っています。

植え付けて1週間などと、早く枯れたりする場合は、枯れる原因が購入する前にあったと、考えた方が良いでしょう。 簡単に説明すると、生産や流通、販売の段階で、不適切な管理がされていた可能性が高く、そのときのダメージが植えつけてから現れたと推測されることが多いです。

コニファーは管理が悪くても、直ぐに不機嫌になる事が少ないので、普段から注意し、枯れてくることがあったら、手遅れになっているかことが多く、一ヶ月は前から問題が無かったか考えて見ましょう。

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