コニファー Conifer 球果植物
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コニファー管理の基本


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基本的特徴

コニファー (針葉樹 Conifer) には様々な色、形、成長、大きさを持ったものがあり、コニファーだけの庭園 (コニファーガーデン) や、更に小型の ドワーフ (矮性) 種 だけ集めたドワーフガーデンもあります。 近年ではコニファーがよく利用されるようになりましたが、それは色や樹形の美しさだけでなく、現代の生活様式に適合して、利用しやすく、身近に森林浴できる緑化植物として適しているからと推測されます。

→ データベース ■ コニファー関連書籍  ガーデン素材 ▲ コニファー


広葉樹類との違いとして目立つのは、広葉樹類は落葉性のものが多く、晩秋には葉を落としてしまい落ち葉の片づけが大変だったり、冬は少し寂しかったりするのに対して、コニファーは常緑性のものが多く、枝葉も密で樹木が一塊の造形を呈して冬も楽しめますが、年中日差しや視界を遮ってしまう面もあり、目立つ花も咲きません

コニファーの葉色には銀青色、青緑色、緑色、黄緑色、黄金色などバリエーション豊かな上、さらに、斑入りや季節によって色を変えるものまで多様です。 また、樹形も色々あり、円柱形、狭円錐形、円錐形、円筒形、広円錐形、球形、半球形、盃状形、匍匐形など、立性のものから地を這うものまであります。

→ データベース ■ コニファーの樹形・色別

枝のつき具合や形状も、真上に直上するものから、シダレヤナギの様に下垂するものまで様々な形態を見せるだけでなく、 ほとんどのコニファーは手を加えることなく自然と、それぞれ独特の雰囲気を持つ形状になります。

その中でも立ち性の樹種は、同じ形を繰り返すフラクタルな形態により、小さな幼木時から大木を連想させる樹形のものが多数あり、 生育も年間数十センチ伸張するものから数センチしか伸張しないもの、さらに、最終的に数十mになるものから1mに満たないものまで様々です。

→ データベース ■ コニファーの生育・樹高別

色、形、成長、大きさの組み合わせや、原種とその亜種や品種、園芸品種などを合わせてコニファーには、把握されているものだけで3000種以上あり、 全体では1万種を超えるとも言われ、国内で流通しているコニファーは、まだ百数十種ほどですが、利用方法も様々で、まだ利用し切れてないとも言えます。

→ データベース ■ コニファーの樹種 (種類) 別

加えて、コニファーには湿度の安定、フィトンチッドなどの香気成分やマイナスイオンの発生による人体への健康的効果や、 殺菌、殺虫作用によるカビやダニの抑制もあるとされ、精油を抽出してアロマテラピーなどに利用される樹種も多く、手近な森林浴としてなど生活に密着した更なる利用方法の拡大も期待されています。


コニファーである針葉樹 (球果植物) の多くは温帯から亜寒帯の気候の地域に分布していて、北国生まれのものが多いのですが、 温度適応の広いものも多く、半日陰で風通しの良い所で育てて、温度の上昇を抑えることで栽培が可能になることもあり、 多様な園芸品種の中には暑い気候に適するものも多く、日本よりも暑い国で、もともと南国生まれの樹種の他にも、多くのコニファーが植栽されています。

→ データベース ■ コニファーの耐寒・耐暑性別

コニファーは日当たりの良い場所を好み、陽樹とされますが、耐陰性のあるコニファーも多く、 特に幼木時には強い耐陰性を持つものがほとんどで、さらに青色系や緑色系のコニファーは、青みを増して美しさを増すものもあります。 室内での栽培では年間を通して温度が安定しているので、日照と耐陰性、風通しを考慮すれば、一定期間栽培が可能となるコニファーもあります。

→ データベース ■ その他分類別 (日陰に強いコニファー)

栽培管理で注意しなければならない点として、コニファーは乾燥気味の気象を好み、多湿条件では木の内部が枯れこんだり、枯死することもあります。 さらに、土壌も湿地に向かないものが多いのですが、乾燥に強いのではなく、地植えの場合はほとんど問題ないのですが、 鉢植えの場合、乾燥させ過ぎで枯死させてしまう場合があるので、特に冬季の水管理に気をつけなければなりません。

→ データベース ■ その他分類別 (湿地に強いコニファー)

忘れがちな点として、コニファーの生育には風通しが必要で、温度の上昇や過湿を抑えるだけでなく、 生育そのものに強く関わりがあるようで、室内での栽培は難しく、良く考慮しておく必要があり、当サイトで紹介しているコニファー栽培のいくつかは、かなり挑戦的な試みでもあります。


現在では、性質を無視して、国外生まれのコニファーが人気となることが多いですが、 日本には多様な気象条件があり高温多湿の地域が多く、十分に特徴を理解して利用する必要があります。

国内に原種があり、固有であるコニファーも多数あり、それらは耐暑性を持ち、過湿に耐え、耐陰性に優れたものが多く、当然、国内の栽培に適しているので、 今後見直されて行くだろうと予想されますし、利用すべきでしょう。


コニファーの花

アカマツ
コノテガシワ
ニオイヒバ
チョウセンシラベ

コニファーは裸子植物であるので、花といわれる器官は、雌花と雄花が別々の単性花で、花弁やがく片がなく、雌しべは花柱、柱頭、子房などの器官がない、胚珠がむきだしとなった形態で、針葉樹類の他にはソテツ類、イチョウ類があり、花粉症の問題もあり、花粉を振りまく花 (雄花) の存在は広く知られています。

見た目にも一般認識される花とは、かなり違うこともあり、花とはしない考え方もありますが、 誤解を恐れずに簡単に言うと、コニファーの花は一般に花と認識される花弁やがく片などを持ったきれいな被子植物の花とは違い、球果 (雌花) などが、目立たないただの生殖器官の塊であるわけです。

エリカの花

基本的には薄緑か薄茶色の塊である場合が多いですが、モミ類の中には紫や青色になるものもあり、きれいなボンボリの様で、美しさでも侮れない面を持っています。また、被子植物でもツツジ科などの針葉を持つ種類 (エリカやカルーナ、ツガザクラなど) では、1mに満たない低木が殆どですがコニファーに花が咲いているようで、コニファーガーデンに取り入れても面白いでしょう。これらのツツジ科植物などの花を見て、コニファーにはかわいい花が咲くと思い込んでいる人々も多く、見た目は針葉でコニファーそっくりなので勘違いするのは無理もないと言えます。


花 - Wikipedia 花 - Wikipedia  森林・林業データベース : スギの雄花(おばな) 森林・林業データベース : スギの雄花(おばな)  裸子植物 Gymnospermae 植物生態研究室(波田研)のホームページ 裸子植物 Gymnospermae 

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